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赤ちゃんの頭の形外来“無料オンライン相談” “無料3D写真撮影”の落とし穴

[2025.11.28]

赤ちゃんの頭の形外来におけるオンライン相談と3D写真撮影の注意点

赤ちゃんの頭のゆがみ斜頭短頭絶壁)に関する相談が増加し、頭の形外来ヘルメット治療を扱う医療機関も増えています。しかし、「相談したものの不安が残った」「詳しく診てもらえなかった」という理由で、当院を受診されるご家族も増えています。

ここでは、オンラインや手軽に行える3D写真撮影のみでの初診相談に潜む注意点をお伝えします。

不十分な検査による「適応なし」判断のリスク

赤ちゃんの頭の形のゆがみは、大部分が体位によるもので心配ない場合が多いものの、まれに頭蓋骨縫合早期融合症など、専門的な評価が欠かせない疾患が隠れていることがあります。

最近あったご相談では、頭の形が正常とは違うのに、

  • 簡単な3D撮影検査のみで「ヘルメット治療は必要ありません」とだけ言われた
  • 頭蓋骨縫合の触診や詳細な確認がなかった
  • その後も不安が残り、どこに相談すればいいのか困ってしまった

というケースが見られます。

多くの医療機関では丁寧に対応されていますが、専門性や診療体制の違いにより、こうした“見落としやすいポイント”が生じてしまうことがあるようです。

無料オンライン相談の利用時に知っておくべきこと

SNSが広まる中で医師による無料オンライン相談を見かけることが増えています。手軽に相談できるという点では非常に便利なサービスです。

ただし、こうした相談を行っている医師の中には、赤ちゃんの頭の形やヘルメット治療の経験が多くない医師も一部にいるため、利用するときに気をつけたい点があります。

その理由は大きく3つあります。

写真だけでは判断しきれない重要なポイント

赤ちゃんの頭の診察は、

  • 触れたときの質感
  • 頭蓋骨縫合の状態
  • 発達の様子
  • 生活環境でのクセ

など、実際に診て・触診をして(触れて)初めて分かる情報がとても多い分野です。

そのため、写真だけを見て判断すると、本来必要な評価ができないことがあります。

医師の専門分野や経験の不透明性

オンライン相談では「医師が回答」と書かれていても、

  • 頭蓋変形を専門として学んだ医師なのか
  • 診療経験がどのくらいあるのか

までは分からないことが多く、結果として説明が十分ではなかったり、不安が残ってしまうケースがあります。

受診タイミングを逃すリスク

オンライン相談したことで安心し、受診を後回しにしてしまうことがあります。

しかし、頭の形は月齢によって改善しやすさが大きく変わるため、タイミングを逃すと最善の選択肢が取りにくくなることがあります。

専門医は触診を重視します

実はとても大切な点なのですが、赤ちゃんの頭蓋変形を専門とする医師が、触診なしに診察することはありません。

縫合の状態や形の特徴は“触れて”はじめて分かる情報が多いため、初診からオンラインのみで診断する、という形は専門診療では成立しません。

オンライン相談はあくまで補助的な位置づけであり、最終的な診断は必ず対面で行うことが安全で確実です。

当院の丁寧な対面診察

お茶の水頭痛めまいクリニックでは、必ず赤ちゃんの頭の形(頭蓋変形)の診療に専門で当たってきた医師が診察を行います。お茶の水頭痛めまいクリニック内の赤ちゃんの頭のかたち専門外来では

  • 脳外科医(頭蓋骨疾患の専門)
  • 小児科診療教授(赤ちゃんの成長・発達の専門)

が協力し、頭蓋骨縫合早期融合症の鑑別を含めた丁寧な対面診察を行っています。

ヘルメット治療を提案するかどうかは、赤ちゃんの状態を総合的に見て決定しています。

赤ちゃんの頭の形の専門機関の受診を

オンライン相談は便利ですが、頭の形の診断は対面が必須です。

首が座る3ヶ月ころになって、「ちょっと気になるな」と思われたタイミングで的確に専門の医療機関を受診していただくことが、将来の安心につながります。

赤ちゃんとご家族が安心して過ごせるよう、これからも丁寧で分かりやすい診療を続けてまいります。

 

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