2月22日「頭痛の日」に寄せて
— もう、頭痛を我慢する時代は終わりました —
副院長・眼科・頭痛専門医の片桐です。
今年もこの日がやってきました。
2月22日(日)は「頭痛の日」です。
毎年この時期になると、全国各地で緑のライトアップキャンペーンが行われ、日本頭痛学会からも啓発ポスターが公開されます。今年は熊本城の写真が使われています。
「頭痛の日」に、頭痛専門医である私たちが皆さんに一番伝えたいことは何か。
改めて考えてみました。
それは、
「もう頭痛を我慢する時代は終わった!」
ということです。
頭痛について知ってほしい3つのこと
私たちがこの日にお伝えしたいのは、次の3点です。
- 「頭痛」は医療機関で治療できる疾患であること
- 特に片頭痛の治療は近年大きく進歩し、我慢せずに生活できる時代になっていること
- 治療効果を最大限に生かすためには、痛み止めで頭痛をこじらせる前に、頭痛専門医を受診してほしいこと
「いつもの頭痛だから」「仕事や家事を休めないから」と、長年我慢を続けている方が本当に多くいらっしゃいます。
実は私自身も、幼い頃からの「頭痛持ち」です
実は私自身、幼い頃から頭痛に悩まされてきました。
医師になってからも一時期は、すぐに手に入るロキソニンを連日服用し、「薬物使用過多による頭痛(MOH)」の状態に陥っていました。
そんな私のために、脳外科医である夫が頭痛の勉強を始めたことが、
「お茶の水頭痛めまいクリニック」誕生のきっかけでもあります。
当時の私は、
- 片頭痛の要素があることに気づかず「緊張型頭痛」だと思い込んでお風呂で体を温め、かえって頭痛が悪化したり
- 白色の照明が頭痛の誘因になることに気づかず、家庭の照明を白色光に変えて寝込んでしまったり
今振り返ると、「知らなかった」ことで、つらさを増やしていた場面がたくさんありました。
「頭痛持ちだけど、元気に生活しています」と言える今
それでも今、私は
「頭痛持ちですが、頭痛をコントロールして元気に生活しています」
と胸を張って言うことができます。
それは、医学の進歩のおかげであり、日々頭痛診療に取り組む医師やコメディカルの存在のおかげです。
現在、片頭痛の治療は大きく進歩しています。
- 月1回の注射による予防治療
- 痛みを抑えると同時に、予防効果も期待できる新しい内服薬
など、治療の選択肢は保険診療でも年々広がっています。
頭痛のない生活は実現可能です
頭痛のない、あるいは頭痛に振り回されない生活は、決して特別なものではありません。
今の医療では、現実的に目指せる生活です。
「昔の自分に教えてあげたい」
そう心から思います。
頭痛の日に、頭痛で悩んでいるすべての方へ。
どうか覚えていてください。
☝️頭痛は、我慢する必要はありません!
気になる症状があれば、ぜひ一度、頭痛専門医にご相談ください。
